北海道の県庁所在地である札幌は、日本を代表する観光地のひとつとなっていますよね。北海道の他エリアと同様に、札幌市内でもたくさん雪が降るため、スキーヤーやスノーボーダーにとって、特に「冬」は札幌を訪れるのには理想的な季節なのです。毎年2月上旬の札幌では、雪に関するものではありますが、あるイベントが一番の人気を集めます。そう、そのイベントが「さっぽろ雪まつり」です!

1950年に始まったさっぽろ雪まつりは、毎年2月初旬に開催される恒例のイベントです。毎年200万人以上の来場者が訪れる、世界最大の冬季イベントでもあります。数多くのアトラクションがありますが、中でも大通公園周辺の大雪像は、世界中の来場者を驚かせ、祭りのフィナーレを飾るにふさわしいものとなっています。

札幌市の中心部を南北1.5kmに走る「大通公園」には、大小さまざまな雪像や氷像が設置されます。よく考えられ、洗練された作品ばかりで、面白い斬新な作品もあれば、本格的なものもあります。高いものではなんと15メートルにも及ぶものもあります。この規模の雪像を作るには通常、5トンの雪を500台の車で運ぶ必要があります。作り始めてから仕上げるまで、4ヶ月以上かかることも…!また、この大雪像は、制作に自衛隊が関わっていることでも知られています。ちなみに、夜になるとライトアップされるので、夜の大通公園を訪れるのもいいでしょう。

イベント期間中、大通公園の南側にあるさっぽろテレビ塔の展望台からの眺めも素晴らしいので、おすすめです。また、白い恋人 PARK AIR というスノーボード専用のジャンプ台が設置され、ハイレベルなジャンプパフォーマンスを見ることもできます。また、ラーメンやスープカレー、トウモロコシなど、北海道の名物料理の屋台がずらっと並び、冷えたカラダも内側から温まるでしょう◎。

大人の街のイメージが強い歓楽街「すすきの」には、美しく精巧な氷の彫刻が展示されます。北海道といえば、魚が埋め込まれた氷の彫刻が有名です。氷のように冷たい場所も、明かりで照らされたトンネルのおかげで、笑顔と光あふれる場所へとガラッと変わるのが面白いですよ。

もう一つの開催地「つどーむ」へは、札幌からバスで移動する必要があります。前述のエリアほどアクセスは良くありませんが、特にお子様連れのご家族にはおすすめです。つどーむではスライダーやスノーラフトで遊ぶことができ、大人から子どもまで、北海道のパウダースノーを楽しむことができます。大きな休憩室や食事ブースも充実しているので、一日中過ごすことができるでしょう。